Mobile Business
移動通信事業Other Business
その他事業0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000
(十億円)
04* 05 06 07 08 2,106
256 292
354 386 2,313 455
2,510 2,677
2,863
0 100 200 300 400 500 600
営業収益/営業利益
営業収益/営業利益
営業収益
. . . . 2
兆8,626
億円(+6.9%
) 営業利益. . . .4,550
億円(+18.0%
)営業収益
. . . .1,672
億円(53.8%
) 営業利益. . . . 90
億円(31.4%
)50 100 150 200
(十億円)
80 81
104 109 167
9 7 4
0.5 0.9
5 10 15 20
営業収益/営業利益
2007年度の移動通信事業は、2007年度末に、auがこれまで目標としてきた累 計契約数3,000万に到達するなど順調な契約者獲得に加え、各種リテンション施策 の浸透による解約率の抑制などもあり、営業収益は前年度比6.9%増の2兆8,626 億円、営業利益は18.0%増の4,550億円となりました。
*04.3期の数値は、au事業とツーカー事業の単純合算値です。
2007年度のその他事業は、2007年6月に日本国内第2位のMSO*であるJCN グループを子会社化**した影響などにより、営業収益は前年度比53.8%増の 1,672億円、営業利益は31.4%増の90億円となりました。
* MSO
Multiple System Operator 多数のケーブルテレビ局を運営する事業者 ** JCNグループの子会社化
(3月31日に終了した各年度)
■営業収益 ■営業利益
Fixed-line Business
固定通信事業 営業収益/営業利益–200 0 200 400 600 800
(十億円)
04 05 06 07 08 623 596 619
714 719
16 –0.3 –61 –49 –65
–100 0 100 200 300
400 営業収益
. . . .7,186
億円(+0.6%
) 営業利益(損失). . . . .
(647
)億円(−)2007年度の固定通信事業は、メタルプラス・FTTHサービスの契約数拡大、法人 系データサービスの販売増加により、電話などのレガシー系サービスの売上減を 吸収し、営業収益は前年度比0.6%増の7,186億円となりました。また営業利益は、 メタルプラスの採算改善は見られたものの、FTTH事業の推進に伴う関連費用の増 加などにより前年度比156億円赤字が拡大し、▲647億円となりました。
(3月31日に終了した各年度)
■営業収益 ■営業利益
事業概況:事業一覧
Mobile Business
移動通信事業総合的な商品力強化によりお客様満足度のさらなる向上を目指す
目次
21 事業環境
21 2007 年度の事業概況
23 総合的な商品力強化に向けた取り組み
26 未開拓市場へのチャレンジ
− 法人向けモバイルビジネス −
27 ツーカーサービスの終了
28 今後の戦略
30 コンテンツ・メディア事業
32 移動通信市場データ
移動通信事業の2007年度の営業収 益は、前年度比6.9%増の2兆8,626 億円、営業利益は18.0%増の4,550億 円と、増収増益となりました。当期純利 益につきましては、営業利益の増加に 加え、ツーカーのサービス停止に伴う減 損損失の計上が前年度に比べ減少した こともあり、前年度比27.2%増と、大 幅増益の2,665億円となりました。
各事業データから見る
2007 年度実績
■契約数
au累計契約数は、3,011万に増加 2007年度末におけるauとツーカーを 合 わせ た 携 帯 電 話 の 累 計 契 約 数 は 3,034万 契 約(前 年 度 比7.6%増)、 累 計 シ ェ ア は29.5%(au:29.3%、 ツーカー:0.2%)となりました。
auの 累 計 契 約 数 は3,011万 契 約
(前年度比10.2%増)となり、これまで の大きな契約数目標であった3,000万 に到達しました。このうち、第3世代携 新規事業者の参入や通信料金の
競争が激化
2007年末には、日本の携帯電話の 累計契約数が1億台を突破しました。 これまでのコンシューマ向け市場の成長 は鈍化傾向にあるものの、今後も法人 市場およびコンシューマにおける2台目 市場の伸びにより、まだまだ成長が期待 できると見ています。
2007年度における日本の競争環境を 見ますと、2006年度の低料金プランを 伴ったソフトバンクグループの市場参入 を契機として、各社の料金施策の拡充 が進みました。さらに、コンシューマに おける2台目市場や小規模法人市場など 新たな市場開拓が進んだことで、市場 全体の純増数は601万契約と2006年度 の493万契約を大きく上回る結果となり ました。また、2006年度に新規参入し たイー・モバイル株式会社が、データ サービスに加えて、他事業者の国内ロー
ミングを一部利用する形で2008年3月 末に音声サービスを開始しました。
さらに、公正競争ルールの整備に向 けた総務省の「新競争促進プログラム 2010」の下で開催された、モバイルビ ジネス研究会の報告を受けて、これま での端末補助金と通信料金を分離した 新たな販売スキームの導入など大きな 変化がありました。
2007年度に各社が実施した料金施 策により、事業者間における料金面で の大きな差がなくなりました。その結 果、現在の競争環境は、料金を軸とす るものから、サービスを軸とする局面に 戻りつつあると見ています。
au
累計契約数は3,000
万を突破し、 増収増益KDDIの好業績を牽引しているのは移 動通信事業であり、連結の営業収益の 4分の3を占めています。
3Gへの移行状況 WINの契約状況と定額制契約率推移 3Gへの移行状況
16,959 80
92
96 98 99
19,542 22,699
27,317 30,105
0 10,000 20,000 30,000 40,000
(千契約)
04 05 06 07 08 20 40 60 80 100
(%)
WINの契約状況と定額制契約率推移
0 5,000 10,000 15,000 20,000
(千契約)
04 05 06 07 08 20 40 60 80 100
(%)
343 87
77 81 77 74
3,252 8,280
14,549 19,695
事業環境
2007 年度の事業概況
帯の契約数は2,969万契約と、99%の お客様に第3世代携帯電話サービスを ご利用いただいています。なかでも CDMA 1X WIN(以下、WIN)の割合 は1,970万契約と、auの契約者全体の 65%にまで上昇しています。
ツーカーにつきましては、予定通り、 2008年3月末をもってサービスを終了し ました。
■解約率
auの解約率は、0.95%に低下
auの解約率は、割引プランなどこれま で実施した各種リテンション施策の浸透 により、2007年度通期で0.95%と、前 年度比0.07ポイント低下しました。
■販売一時金
auの単価は、前年度同額の37,000円 2007年度のauの販売一時金単価は 前年度と同額の37,000円でした。第3
四半期までは端末調達単価および販売 費用の抑制により前年度を下回る水準 で推移していましたが、年度最大の商 戦期である第4四半期において、au契 約数累計3,000万達成に向けて加入者 獲得を促進しました。この結果、第4四 半期の販売一時金単価が41,000円と 高 水 準になったことから、通 期 では 37,000円となりました。
■ ARPU
auのARPUは、前 年 度 比5.3%減 の 6,260円
2007年度のauのARPUは、前年度 比5.3%減の6,260円でした。うち、音 声ARPUはMOUの減少(10分減)や、
「誰でも割」や「家族割」等の料金施策 の浸透による影響を受けて、前年度比 10.0%減の4,130円、データARPUは ハイエンドのWIN契約者の割合が順調 に増 加したことなどにより前 年 度 比
月次純増シェア
■同番移行 ■ au MNP ■ au通常純増(除く同番移行・MNP) ■ツーカー純減 ■ KDDI純増シェア –200
0 200 400 600 800
(千契約)
07.3 07.4 07.5 07.6 07.7 07.8 07.9 07.10 07.11 07.12 08.1 08.2 08.3
–20 0 20 40 60 80
(%)
5.4%増の2,130円でした。
移動通信事業において、これまでau では、第3世代インフラの強みを活かし、 携帯電話端末、料金、コンテンツの総 合的な商品力の強化により、競合他社 との差別化を図ってきました。auがお客 様に選ばれ続けるためにすべきことは、 顧客満足度を高めるために、これら全 ての項目で地道な努力を一つひとつ積 み重ねていくことだと考えています。お かげさまで、auは2007年に2年連続で 全 国9地 域 全 てにお いて「携 帯 電 話 サービス顧客満足度No.1」*の評価を 受けました。
auが着実な実績を出すことができた のも、これまでの地道な取り組みがお客 様に評価された結果だと考えています。
*(出典) J.D.パワーアジア・パシフィック 2006年∼2007年 日 本 携 帯 電 話 サ ービス 顧客満足度調査SM
インフラ・端末・料金・コンテンツを 総合的に強化、お客様満足度向上を 目指す
KDDIは、インフラ、端末、料金、コ ンテンツの4項目における総合的な商品 力の強化により、お客様の満足度向上 を目指しています。ここからは、2007 年度の取り組み状況をご紹介します。
高品質なインフラ
EV-DO Rev. Aの整備・拡張、 800MHz帯周波数再編への対応
KDDIは現 在WINで 採 用して いる CDMA2000 1xEV-DO(以下、EV-DO) 方式を軸に他社との差別化を図ってい ます。EV-DOは、データ通信専用の技 術のため、高速・大容量のデータ通信
に適したシステムであり、EV-DOの 導入により、KDDIはビットあたりの通信 コストを大幅に引き下げることができま した。EV-DOならではのインフラの強み をベースに、「EZ着うたフル®」や「ダブ ル定額ライト」など、他社に先駆け、 次々と魅力的なサービスや料金プランを 導入してきました。
さらに、2006年12月よりEV-DOの アップグレード版であるEV-DO Rev. A の導入を開始し、2008年3月末時点で は、全国の主要な地域をほとんどカバー しています。EV-DO Rev. Aでは、下り 最大3.1Mbpsへの高速化に加え、上り の速度についても、従来の154Kbpsか ら最大1.8Mbpsへと飛躍的に向上しま す。KDDIはEV-DO Rev. Aの展開によ り、商品競争力の源泉であるインフラ面
でさらなる充実化を図っていきます。
また、ご契約数の増加、800MHz帯 周波数再編を見据え、現在KDDIでは 2GHz帯への容量拡張と同時に、新た に割り当てられる新800MHz帯の整備 を進めています。800MHz帯の再編と は2012年7月までに、現在の上り(携 帯電話端末→基地局)と下り(基地局→ 携帯電話端末)の方向を入れ替えるとと もに、細切れで割り当てられている周波 数をブロックにして、新たに割り当てる というものです。
現在、当社は800MHz帯をメインバ ンドとして利用していますが、今後さら に2GHz帯のカバレッジ充実を図るとと もに、2012年7月までの移行完了に向 けて新800MHz帯のエリア拡大も行っ ていきます。
2GHz帯は800MHz帯に比べ、電波 の直進性などの特性で扱いにくい面も
総合的な商品力強化に
向けた取り組み
通信方式によるデータ伝送効率の違い
目的 音声通信/高速データ ダウンロード強化 アップロード強化/QoS対応
方 式 [CDMA2000 1xCDMA 1X ] W-CDMA CDMA 1X WIN
[EV-DO Rev.0] HSDPA CDMA 1X WIN
[EV-DO Rev. A]
帯域幅 1.25MHz 5MHz 1.25MHz 5MHz 1.25MHz
通信サービス 音声+データ 音声+データ データ データ データ
接続タイプ 回線交換+パケット 回線交換+パケット パケット パケット パケット
最大伝送速度(bps) 下り 154k 384k(2M) 2.4M 3.6M(7.2M) 3.1M
上り 64k(154k) 64k(384k) 154k 64-384k 1.8M
セクタースループット(下り) 約220kbps 約1Mbps 約800kbps 約3-4Mbps 約1Mbps
効率(bps/Hz) 0.18 0.2 0.64 0.6-0.8 0.8
あり、一般的にエリア構築には苦労を伴 うと言 われ て います。しかしながら KDDIの場合、2GHz帯だけでなく現行 の800MHz帯にも対応したデュアルバ ンド対応機に加え、新たに割り当てられ る新800MHz帯にも対応したトライバン ド対応機の提供を促進しています。それ らの 合 計 は2008年3月 末 時 点 で 約 1,550万台、既にau全体の2分の1以上 を占めており、今後も増える予定です。 右の図にありますように、デュアルバンド 対応機の場合には、まず2GHz帯を利用 し、エリア外では800MHz帯がカバー する仕組みになっています。したがっ て、今後2GHz帯のカバレッジの拡充に より、現在のインフラ品質のさらなる向 上が可能だと見ています。
800MHz帯の周波数再編
2012年7月以降 現状
810
810815 830 845 860 875 890 960
a b ① ② ③ c ① ② ③ c a b
818 860 870 885 915 925 940 948 960(MHz)
(MHz)
KDDI PDC帯返却済 KDDI PDC帯返却済
下り(基地局→端末)
下り(基地局→端末)
700MHzUHF帯とペアバンドを捻出
(正式未確定) 上り(端末→基地局)
上り(端末→基地局)
■ KDDI ■ NTTドコモ
新800MHz帯
現行800MHz帯 2GHz帯
バンド間ハンドオーバー
800MHz帯再編中のハンドオーバー(イメージ)
au 3,000
万のお客様をベースに、新たな価値創造にチャレンジします2007年度は、auの累計契約数が、大きな目標としていた3,000万を突破しました。
これは、当社がこれまでインフラ、携帯電話端末、料金、コンテンツの4項目において総合的な商 品力を強化し、お客様満足度を高める取り組みを積み重ねてきたことが、評価された結果であると考 えています。
また、競争力の源泉である携帯電話端末の調達コストの低減に向けて、従来以上に共通化領域を 拡大したKDDI統合プラットフォーム(KCP+)を2007年10月に構築しました。これにより、お客様 ニーズの個性化・多様化に対応した、より「auらしい」魅力ある端末の提供と、開発効率化によるコ スト競争力の両立を図っていきます。
2007年に導入した「誰でも割」などの料金施策の浸透により、ARPUは減少傾向にありますが、 魅力的なコンテンツや2008年7月にお客様向けサービス提供を開始した「じぶん銀行」による各種 決済など新サービスの展開により、非通信系ARPUの売上拡大を目指していきます。
さらに、FTTHなど固定系サービスのauショップでの販売や、KDDIの固定電話からauへの通話 料が24時間無料となる「auまとめトーク*」、PCでダウンロードした映画を携帯電話で楽しめる LISMO VideoなどFMC型サービスの開発・提供を通じて、auをご利用のお客様に対する固定系 サービスのクロスセルも推進していきます。
*2008年8月1日提供開始予定
髙橋 誠
取締役執行役員常務 コンシューマ事業統轄本部長
魅力的な端末
ライフスタイルをサポートする幅広い ラインナップを強化
日本では「ケータイで音楽といえば、 au」というイメージが定着していますが、 Bluetooth®によりケータイで音楽をワ イヤレスで楽しめる機能が追加されたほ か、LISMO「オーディオ機器連携」に よりケータイでダウンロードした楽曲を オーディオ機器でも楽しめるようになり ました。加えて、映像を楽しむお客様に 向けて、WINにおいてはワンセグ(携帯 電話などの移動体向け地上デジタルテ レビ放送)機能をほぼ標準搭載したほ か 、高精細画像を可能とする有機EL ディスプレイを搭載したモデルを発売 しました 。また 、デザインという視点 から 携 帯 電 話 を 見 直 す au design project の 第7弾 とし て「INFOBAR 2」を発売いたしました。
さらに、デジタルカメラの使い勝手・ 品質にこだわったモデル、GSMに対応 したグローバルモデルなど、お客様のラ イフスタイルをサポートすることをコン セプトに、2007年 度は幅 広いライン
ナップ全36機種(WIN:30機種 1x:6 機種法人モデル含む)を発売しました。
また、このように、端末ラインナップ の充実を図ると同時に、さらなる端末コ ストの 低 減に向けて 従 来 のプラット フォームにおける共通化領域を拡大した
「KDDI統合プラットフォーム(KCP+)」 の開発を2007年10月に完了しています。 今後、KCP+搭載端末の発売が本格化 するに従って 、機能追加や高機能化に よるコスト上昇を吸収するだけでなく、 さらなるコスト低減を図ります。
料金
端末補助金の分離型プラン導入に対応 した新販売スキームの導入と、お客様の ご利用形態にあわせたメニューの提供
総務省主催のモバイルビジネス研究 会では、現在の日本の端末補助金に依 存したビジネスモデルについて様々な 議論がありました。これらを背景とし て、KDDIでは、お客様ニーズに応える べく2007年11月に新たな販売スキーム
「au買い方セレクト」を導入しました。こ れにより、お客様は端末購入時におい
て、これまでのように端末補助金を利用 し、初期負担を少なく購入されたいお客 様向けの「フルサポートコース」と、端 末補助金のないいわゆる分離モデル で、端末を買い替えるよりも毎月の利用 料金を抑えたいお客様向けの「シンプル コース」のどちらかを選択いただくこと になっています。
新販売スキーム導入以降は、殆どの お客様が、従来型の「フルサポートコー ス」を選択されています。
EV-DOのコスト優位性を活かし、多く のお客様がリッチなコンテンツを気軽に 利用出来るように、月額1,000円(税込 1,050円)から始まる「ダブル定額ライト」 を導入した結果、従来はそれほどデータ 通信をご利用にならなかった既存のお客 様や、新規でご契約いただいたお客様が 新たに定額制にご加入いただいていま す。「ダブル定額」と合わせて実にWIN のご契約者のうち、2008年3月末時点で 74%のお客様にパケット定額サービスを ご利用いただいています。
また、お客様の視点に立った多様な 料金メニューを、音声サービスにおいて
INFOBAR2 ウォークマン®ケータイ
(W52S)
EXILIMケータイ(W53CA) Cyber-shotTMケータイ
(W61S)
Woooケータイ(W53H)
も提供しています。新しい料金メニュー として2007年9月より、これまでご契約 年数に応じて月々の基本使用料が最大 50%割引となる「年割+家族割」もしく は「MY割」を改定し、2年間の継続利 用を条件に、ご加入時点から月々の基 本使用料が一律50%割引となる「誰で も割」を導入しました。
また、2008年3月には「誰でも割+ 家族割」のご契約を条件に、家族への 国内通話が24時間無料となるサービス を開始しており、これまで家族全員でau にご契約いただいていた方を中心に好 評を得ています。
コンテンツ
WINの特性を活かした様々な楽しい コンテンツ
パケット定額サービスの普及に伴い、 通信料金を気にせずに手軽にモバイル・ インターネットを利用できる環境が整って きました。今後、携帯電話の新たな利用 シーンが拡がり、そこに従来の通信料金 以外の新たな収入が期待できると見てお り、コンテンツ情報料の回収代行、広
告、EC、協業コンテンツ提供などによる コンテンツ・メディアビジネスの2007年 度の関連売上は359億円、2006年度の 1.3倍と順調に拡大しています。
なお詳細については、後段のコンテン ツ・メディア事業にて説明しています。
中・小規模法人に向けた販売体制 を新たに構築、法人向けビジネスを 強化
KDDIは、コンシューマ向け市場の成 長が緩やかになる中で、市場成長が続く 法人向けモバイルビジネスにも積極的に 取り組んでいます。KDDIは法人モバイ ル市場においては、これまで、主として 大・中規模法人向けに、携帯電話を使っ てお客様の業務を改善・強化するモバイ ルソリューションを提供していました。こ れに加えて、足下の中・小規模法人市 場におけるモバイル需要の高まりを受け て、新たに中・小規模法人向けの販売 体制構築、商品・マーケティング戦略を 推進しています。
大・中規模法人向けには、ソリュー ション提案力・通信エリア・法人専用端 末ラインナップ・通信品質等の総合力 で強みを発揮し、順調にお客様の数を 拡大しました。
当社のモバイルソリューションの評価 として、「MCPC(モバイルコンピュー ティング推進コンソーシアム)award 2008」で、綜合警備保障様の「隊員指 令システム」がグランプリ・総務大臣賞 とモバイルビジネス賞を受賞しました。 昨年のいすゞ自動車様「みまもりくんオ ンラインサービス」、一昨年のヤマト運 輸様「荷物情報リアルタイムシステム」 に続き、3年連続でグランプリを受賞し ており、お客様ニーズに合致した技術 力が高い評価を受けています。
中・小規模法人向けには、2007年 10月の組織改正において、中・小規模 法人向け固定通信サービス販売中心の
(株)KDDIネットワーク&ソリューション ズを統合、販売体制を大幅に拡充し、 中・小規模法人への積極的なアプロー チが可能となる体制を構築しました。
特に、新たに顕在化しつつある小規模
au買い方セレクト
(料金は税込)
コース名 シンプルコース* フルサポートコース
購入サポート(端末補助金) なし あり(21,000円) 端末利用期間契約 (分割払いの支払いは必要)なし 2年
料金プラン プラン∼LLシンプル他SSシンプル プランSS∼LL他 月額基本料**
最安プランSSの場合 (無料通話980円/月1,050円) (無料通話1,890円/月1,050円) 分割払い あり(12回/24回) なし
*2008年6月10日開始の新シンプルプランの場合。
**「誰でも割」ご契約時の基本料金。
未開拓市場へのチャレンジ
− 法人向けモバイルビジネス −
ツーカーのauへの移行状況
■ auへの同番移行
■ポストペイド
■プリペイド ツーカー契約数
ツーカーのauへの移行状況
0 1,000 2,000 3,000 4,000
(千契約)
07.3 07.6 07.9 07.12 08.3 ツーカー契約数
872
600 473
359 234
法人層に対しては、訪問営業をベースと する法人代理店の育成・強化、auショッ プとの連携強化、ダイレクトマーケティン グ・テレマーケティング・Webの積極的 活用などを通じ、販売を強化しています。
また、販売対象となる商品について も、2007年5月に小規模事務所や店舗 向けの無線LANケータイ内線ソリュー ション「ケータイdeコードレス」の導入 や、2007年9月には小規模法人を対象 に、法人名義で1回線から月々の基本料 金を50%割引にする「誰でも割」+「法 人割」を導入するなど、お客様ニーズに 合わせ充実を図っています。
2008
年3
月末でサービスを終了ツーカーについては、当初からの予 定通り2008年3月末にサービスを終了 しました。2005年10月より、電話番号 を変えずにauへ変更可能となる同番移
行を開始し、移行数はポストペイド利用 者を中心に2008年3月末までの累計で 260万契約となりました。同番移行開始 前の2005年9月末時点でのツーカー契 約数353万契約に対し、約74%のお客 様が引続きKDDIのサービスをご利用い ただいています。
ツーカーの設 備については、既に 2006年3月末にPDC設備1,043億円 を、残りの鉄塔などの共通設備につい
ても2007年3月末に396億円の減損を 実施し、最後に2008年3月末に撤去費 など75億円を固定資産除却損として計 上しています。
ツーカーの サ ービス 終 了により、 KDDIとしては、従 来 の2方 式 から、 CDMAに一本化したネットワーク運用と なりますので、今後さらに事業効率の向 上が期待できると見ています。 法人市場への取り組み
セグメント 営業体制 競合要素 当社の取り組み
大・中規模法人
(従業員数100人超)
小規模法人
(従業員数10人超)
小規模法人
(従業員数10人未満)
直販営業
法人代理店
auショップ
ソリューション 提案力
低廉な料金
s お客様ニーズに最適なソリューションの提供拡大
(MCPC award 2008にも多数入賞)
s法人専用端末による市場拡大
商品
s「誰でも割」+「法人割」⇒社員間の通話無料 販売チャネル
s auショップでの販売強化 プロモーション
s法人限定auウェルカムキャンペーン* s TV、新聞等の広告でショップ誘導促進 ソリューション
提案型営業
法人専従者による プッシュ型営業
プル型施策の 本格化
*2008年3月1日から5月31日までのキャンペーン期間中に、新規ご契約で「シンプルコース」にてau携帯電話をご購入いただき、かつ料金プラン「プランSS」と「法人割」と「誰 でも割」をご契約いただいた法人のお客様に対し、2010年5月ご利用分まで、月々の基本使用料 980円(税込)で無料通話1,050円分(税込)付きの特別料金をご提供。
ツーカーサービスの終了
au 3,000
万契約者をベースに、 新たな価値創造にチャレンジ「チャレンジ 2010 」に向けて
バランスの取れた加入者成長と、より 一層利益を重視した事業運営を推進
現在、連結売上の4分の3を占め、営 業利益面でも連結業績を牽引している 移動通信事業が、「チャレンジ2010」 の最終年度である2010年度時点でも、 引続き業績面で牽引役になると見てい ます。auの契約数が、長年の目標で あった3,000万に到達し、我々にとって も「KDDIならではの新たな価値創造」 により次の成長にチャレンジするフェー ズに来たと考えています。
市場の中心であるコンシューマ向け とあわせて、市場拡大が続く法人向け モバイルビジネスに積極的に取り組ん
でいくことで、今後も加入者成長を実現 します。
また、お客様の多様なニーズに対応 したKDDIならではの端末やサービスを タイムリーに開発・投入することにより、 競争力を強化するとともに、コンテンツ ビジネスの拡大や、「じぶん銀行」など の新規事業を通じて、従来の通信料金 外の収入の拡大を図ります。
今後は、ARPUと顧客獲得費用を見 ながらバランスの取れた加入者成長を 図り、より一層利益を重視した事業運営 を進めていきます。
続いて、今後の加入者成長ドライバ となる法人向け市場への取り組み、端 末の競争力強化に向けた調達コスト低 減に向けた取り組み 、および2008年 6月より提供を開始した「au買い方セ レクト」の拡充および携帯電話ご購入 代金の分割払い導入について紹介し ます 。
■さらなる加入者成長に向けて 法人向け市場をさらに積極的に開拓
日本の法人モバイル市場については、 現 時 点 では 携 帯 電 話 市 場 全 体 の 約 10%程度と想定され 、KDDIにおきま してもほぼ同様の規模となっています。
固定通信における法人の契約数が全体 の約30%を占めていることを考えると、 モバイルハンドセット型での提供におい ても今後大いに成長が期待できます。 さらに、工作機械の保守用、自動販売 機用などに利用が進んでいるマシーン・ トゥ・マシーンの通信モジュール市場に
ついては、人口の制限を受けずに成長 する可能性を有しています。
大規模法人を主なターゲットとするモ バイルソリューションの提供と、2007年 度に新たに専用の販売体制を構築し市 場開拓を開始した中・小規模法人市場へ のサービス提供を積極的に展開すること により、さらなる加入者成長を図ります。
「チャレンジ2010」移動通信事業のさらなる競争力の強化
s KDDI統合プラットフォーム(KCP+)による調達コスト低減 端末 s 「auならでは」の特長ある端末の開発・販売
s 法人向け、様々なシーンに対応した端末の拡充
s 新サービス投入による、ARPUの下支え s 長期ご契約者などを対象とした優待制度の導入 料金・サービス
s 国際ローミングの拡充
s 決済・認証、通信・放送連携サービスの拡充
s 800MHz帯周波数再編とカバレッジの拡充 インフラ s通信品質の向上
sポストRev. Aシステムの商用化
今後の戦略
■端末の競争力強化
KCP+による端末調達コストの低減、 魅力ある端末の開発強化
今後も端末のラインナップの充実、 機能の追加を図っていくと同時に、さら にWINの端末販売比率の上昇が想定さ れる中、低廉な端末調達単価の継続が 大きな課題となります。KDDIはこれま でBREW®をベースとしたKCP(KDDI Common Platform)を活用し、ソフト ウェアの共通化を図ることにより、メー カーの開発負担軽減を図ってきました。
2007年10月には、さらに共通化領域 を拡大した「KDDI統合プラットフォーム
(KCP+)」を構築し、今後は、KCP+の 利 用 により、端 末 メーカーは、ユ ー ザー・インタフェース、デザイン、独自 に強みを持つデバイス面(例:液晶、カ メラ等)での差別化に注力することが可 能となります。KDDIはKCP+により、引 き続きお客様ニーズの個性化・多様化
への対応による端末のさらなる魅力化 と、端末開発の効率化によるコスト競争 力の両立を目指します。
■ 携帯電話の購入方法・料金サービ スの拡充
「au買い方セレクト」の拡充とau携帯 電話の分割払いの導入
2008年6月より、KDDIからお客様へ の購入サポート(税込み21,000円)によ る値引きではお客様の購入価格が高価 となっていたハイエンド端末について も、お買い求めやすくすることを目的と して、「シンプルコース」にau携帯電話
の分割払いを導入しました。
あわせて、「フルサポートコース」向 け料金プランとの比較が行いやすく、他 社との競争力もある低廉な「新シンプル プラン」を導入しました。
競争力のある端末調達コストを実現し ている当社としては、今後、柔軟な販売
価格の設定により、端末販売において 利益を確保することが可能となります。
2008 年度の業績見通し
さらなる増収増益を目指す
2008年 度 末 のKDDI契 約 数 は、 2007年度末比4.1%増の3,160万を見 込んでいます。営業収益については、 契約数の拡大を見込むものの、割引 サービスの浸透や新販売スキームの拡 充によるARPUの減少などにより2007 年 度 比1.7%増の2兆9,110億 円、営 業利益については、販売台数の緩やか な低減や新販売スキームの拡充による 影響から2007年度比9.2%増の4,970 億円を見込んでいます。
新統合プラットフォームの構築
KCP(KDDI Common Platform) KDDI統合プラットフォーム(KCP+)
BREW®(KCP) ユーザー・インタフェース
クアルコムOS アプリケーション
各メーカー 独自実装
部分 BREW®(KCP)
ミドルウェア 無線通信制御
クアルコムMSM チップセット
ドライバデバイス デバイス
ユーザー・インタフェース
クアルコム新規OS アプリケーション
ミドルウェア 無線通信制御
クアルコム MSM7500™
ドライバデバイス 共通
デバイス デバイス差別化 共通化領域 ■共通化部分 ■部分共通 ■非共通部分
通信料以外の収入の柱として、さら なる成長を目指す
事業環境
大容量コンテンツ・動画配信サービス が拡大
コンテンツ・メディア市場は、3Gネッ トワークの進展やデータ料金の定額制 の拡がりにより、これらを活かした高速 かつ大容量のコンテンツ提供が可能と なり、着実に伸びています。
最近では、従来のダウンロード型コン テンツに加え、ブログやSNS*といった ユーザ発信型のサービスが拡大してお り、これに付随する形での広告やEC** 関連も伸びています。またPCでの利用 が主であったYouTube等の動 画 配 信 サービスについてもケータイでの利用 が急速に拡がりつつあります。
なお、携帯電話で利用可能なサイトに は役立つ情報が多数存在する一方で、
詐欺まがいな「悪質サイト」や18歳未満 の青少年には提供が禁止されている
「出会い系サイト」、「成人向けのサイ ト」も存在しています。これに対して、
行政、電気通信事業者、コンテンツプロ バイダー等を中心に、青少年における
「有害サイトアクセス制限サービス」
(以下、フィルタリングサービス)の普 及促進に向けた取り組みが進められて います 。
*SNS Social Networking Service
**EC Electronic Commerce
2007 年度の事業概況
売上は、前年度比1.3倍と順調に拡大 コンテンツ利用料の回収代行、広告、 EC、協業コンテンツといった当社のコ ンテンツ・メディア事業における2007 年度の売上は359億円、前年度比1.3 倍と順調に伸びています。
当社が回収代行を行う有料コンテン ツとしては、「EZ着うた®」や「EZ着う たフル®」の音楽、ゲームなどのデジタ
ルコンテンツを中心に順調に拡大してい ますが、さらなる利用者層の拡大を目的 として、次のような取り組みを行ってい ます。
一つは、「EZニュースフラッシュ」に よるコンテンツ利 用 者の拡 大です。
「EZニュースフラッシュ」は、無料の ニュースや天気などの情報が自動的に 携帯電話の待ち受け画面に届くことで、 従来はあまりEZwebをご利用にならな かった利用者にも気軽にご利用いただ いています。「EZニュースフラッシュ」 を導線とした関連コンテンツへのアクセ ス拡大に寄与しています。
次に、新たにお客様のライフスタイル に合わせたサービスとして、スポーツに 焦点を当てた「au Smart Sports」を 開 始しました。「au Smart Sports」 は、日常のスポーツシーンを携帯電話 でサポートするアプリ、トレーニング履 歴の管理やスポーツ情報の閲覧ができ るEZwebサイト・PCサイト、スポーツ 関連グッズなどを提供し、スポーツを通
KDDIのフィルタリングサービス
(3月31日に終了した各年度)
■回収代行 ■広告 ■ ■協業・その他
(3月31日に終了した各年度) 11.3
17.5 27.2
35.9
0 20
10 30 40 50
(十億円)
05 06 07 08
サービス 利用形態
EZweb利用制限
(ホワイトリスト方式)
「料金照会」「安心ナビ」など限られた ページにのみアクセス可能
(2003年11月∼)
EZ安心アクセスサービス 接続先限定コース
(ホワイトリスト方式)
子供には安心なサイトだけ見せたい
(2006年4月∼)
EZ安心アクセスサービス 特定カテゴリ制限コース
(ブラックリスト方式)
子供に有害なサイトは見せたくないが、 学校のHP等は見せたい
(2008年3月∼) 大
小
制限レベル
コンテンツ・メディア事業の売上高
コンテンツ・メディア事業
じたお客様の自分磨きを支援する総合 サービスです。第一弾の「au Smart Sports Run&Walk」では、ランニング やウォーキング時のコースや消費カロ リーなどが確 認できるau携 帯 電 話の
「Run&Walk アプリ」と、携帯電話と PCを連動し、ワークアウトをさらに充実 させる「Run&Walk サイト」を提供して います。「Run&Walk アプリ」では、 音楽プレイヤーを再生することができ、 楽曲を聴きながらランニングやウォーキ ングを楽しんでいただくことも可能です し、GPS(全地球測位システム)を利用 した走行履歴の確認も可能です。「au
Smart Sports」の他にもお客様のお好 みの情報や機能にすばやくアクセスでき るサービスとして、「au one ガジェッ ト」を開始しています。
また、当社は青少年に向けた安心・ 安全なEZweb利用環境を提供するた め、フィルタリングサービスとして2003 年11月に「EZweb利用制限」を導入、 2006年4月に「EZ安心アクセスサービ
ス」(ホワイトリスト方式:現EZ安心アク セスサービス接続先限定コース)を導入 しました。さらに2008年2月からは新規 契約者へのフィルタリングサービス加入 の意思確認強化、2008年3月に「EZ安 心アクセスサービス特定カテゴリ制限 コース」(ブラックリスト方式)の導入を 開始しています。
「チャレンジ 2010 」に向けて
安心・安全なモバイルインターネット環 境の実現とともに事業領域の拡大を推進 当社の今後の成長を考える上で、通信 料収入だけではなく、事業ドメインの拡大 により通信料金以外の収入の柱を育てて いくことが重要であり、コンテンツ・メ ディア事業はその中核を担うものです。
既存分野(コンテンツ利用料の回収 代行、広告、EC、協業コンテンツなど) の深化に加え、auの強みである音楽に おいては制作等も含めたさらなる事業 の強化・拡大を図っていきます。映像な どのエンターテインメント系コンテンツ
の拡充にも取り組み、当該分野におけ る優位性と先進性を獲得していきます。 さらに、現在の音楽に続き、新たに柱 となるコンテンツの構築、および異業 種企業との協業やお客様のライフスタ イルに合ったサービス開発等によるコ ンテンツ利用者層の拡大に積極的に取 り組むことで 、持続的な成長を実現し ていきます。
また、青少年保護を目的とした、安 心・安全なモバイルインターネット環境 の実現のため、フィルタリングサービス の推進、コンテンツ権利侵害に対する 取り組みを通じ、利用者、コンテンツプ ロバイダー、クリエイターのそれぞれが プラスの関係で結ばれる環境を構築し ていきます。
こうした取り組みを通じてauの魅力化 を推進するとともに、コンテンツ・メディ ア事業領域の拡大を図っていきます。
ライフスタイル戦略
スポーツ ファッション
気がつけば、そこに。
コミュニケーション 音楽・映画
(千契約)
20,000 40,000 60,000
2004 2005 2006 2007 2008
KDDI N au Nツーカー
20,591 16,959 3,632
23,132 19,542 3,590
25,439 22,699 2,739
28,189 27,317 872
30,339 30,105 234
N NTT DoCoMo 45,927 48,825 51,144 52,621 53,388
N SoftBank Mobile 15,002 15,041 15,210 15,909 18,586
N EMOBILE ̶ ̶ ̶ ̶ 412
合計 81,520 86,998 91,792 96,718 102,725
累計契約数
(千契約)
10,000 20,000 30,000 40,000 50,000
2004 2005 2006 2007 2008
EZweb N au Nツーカー
15,700 13,886 1,814
18,259 16,469 1,790
20,523 19,390 1,133
23,533 23,322 211
25,512 25,505 8 N i-mode (NTT DoCoMo) 41,077 44,021 46,360 47,574 47,993 N Yahoo!ケータイ (SoftBank Mobile) 12,956 12,874 12,875 13,265 15,171 モバイル・インターネット接続の契約推移
(千契約)
15,000 30,000 45,000
2004 2005 2006 2007 2008
N 1X+WIN (au) 13,509 17,935 21,828 26,720 29,689
N FOMA (NTT DoCoMo) 3,045 11,501 23,463 35,530 43,949
N SoftBank 3G (SoftBank Mobile) 138 917 3,038 7,660 14,007 3G契約状況
移動通信市場データ
3月31日に終了した各年度
(分)
50 100 150 200
2004 2005 2006 2007 2008
N au 176 166 158 147 137
Nツーカー 145 126 103 67 35
N NTT DoCoMo 159 151 149 144 138
N SoftBank Mobile ̶ ̶ ̶ ̶ ̶
MoU
(Minutes of Use/1契約あたりの月間平均通話時間)
(%) 12
9
6
3
2004 2005 2006 2007 2008
N au 1.49 1.44 1.20 1.02 0.95
Nツーカー 2.40 2.00 3.60 8.20 10.2
N NTT DoCoMo 1.21 1.01 0.77 0.78 0.80
N SoftBank Mobile 1.90 1.89 1.59 1.50 1.32
*2007.3期以降の解約率は、四半期実績の平均。
解約率
(円)
2,000 4,000 6,000 8,000
2004 2005 2006 2007 2008
N au
うちデータARPU
7,440 1,640
7,170 1,740
7,040 1,890
6,610 2,020
6,260 2,130
Nツーカー 5,020 4,470 3,960 2,960 1,750
N NTT DoCoMo うちデータARPU
7,890 1,970
7,200 1,870
6,910 1,880
6,700 2,010
6,360 2,200 N SoftBank Mobile
うちデータARPU*
6,730
̶ 6,150̶ 5,890̶ *5,120̶ **4,660**1,490
* 2005.3期より、データARPUの算出方法を変更しています。
** 2007.3期以降のARPUは、四半期実績の平均。
ARPU
(Average Revenue Per Unit/1契約あたりの月間売上高)
Fixed-line Business
固定通信事業アクセス回線ビジネスへの取り組みを軸に事業基盤を強化
目次
35 事業環境
36 2007 年度の事業概況
36 IP 時代におけるアクセス回線への取り組み
38 コンシューマ向け FMBC への取り組み
38 法人 ICT ビジネスの取り組み
40 今後の戦略
42 固定通信市場データ
中継系ビジネスからアクセス回線ビジ ネスへの転換
日本の固定通信市場は、現在、直収 化・IP化・ブロードバンド化への転換期 にあります。総務省の「新競争促進プロ グラム2010」の下で開催されている
「ネットワークの中立性に関する懇談会」
「ユニバーサルサービス研究会」などに おいて、IP化の進展に対応した競争 ルールの在り方が有識者を交えて検討 されています。
日本のブロードバンド市場では、FTTH
(Fiber to The Home、光ファイバ)は 2007年度上期に1,000万契約を突破し ました。ADSLからFTTHへの移行が 進み、2008年度中にはFTTHの契約数 がADSLを上回る可能性があります。た
だし、高速・高品質なFTTHの特性を活 かした映像サービスの普及という観点か らは 、著作権法上の問題などもあり、 まだ本格的な立ち上がりとはいえない状 況です。NTTも2010年度の契約数目 標を3,000万から2,000万に引き下げて います。
FTTHの 映 像 サ ービ ス で は、IPを ベースとした「IPマルチキャスト」とい う方式でデータ送信を行います。IPマ ルチキャストは著作権法上「(有線)放 送」ではなく、「自動公衆再送信」に該 当します。従来、放送番組をIPマルチ キャストで再送信する場合、事前に作 曲家や実演家、レコード会社などの権 利者から個別に許諾を取る必要があり、 権利許諾の難しさが指摘されてきまし た。しかしながら2006年12月の著作権 法の一部見直しにより、放送番組のIP
マルチキャスト方式による同時再送信 が可能になるなど、通信と放送の連携 に向けて、環境整備も徐々に進展しつ つあります。
なお、20年ほど前に固定電話事業に 中継系の電話事業者が参入したときの 状況は、アクセス回線を保有するNTT への支払を差し引いてもお客様の支払 額の9割超が手取り収入になりました。 しかしながら、IP化が進む現在において
は状況が一変し、アクセス回線への支 払がお客様の支払額の3/4程度を占 めるようになり、手取り収入の割合が激 減しています。
収入・収益の確保という観点におい ては、電話が中心であった時代の中継 系ビジネスからアクセス回線ビジネスへ の転換が重要になってきています。
(3月31日に終了した各年度)
■ ADSL契約数 ■ FTTH契約数
■アクセスの割合 ■手残りの割合
(注) NTT東日本Bフレッツ(ハイパーファミリー、ニュー ファミリータイプ)でKDDIのISP(au one net)を利 用した場合の料金。手残りの中からさらにNTT東日 本の線路敷設基盤利用に係る費用の支払いが必要。
固定回線の収入構造の変化 電話時代
東京−大阪3分間の電話料金(1987年) お客様の支払額 : 300円
−アクセス部分の支払: 20円 手残り : 280円
IP時代
戸建て向けFTTHの
インターネット接続月額料金(注) お客様の支払額 : 7,528円
−FTTH料金 : 5,460円 手残り : 2,068円
(3月31日に終了した各年度) 0
5,000 10,000 15,000
(千契約)
04 05 06 07 08 11,196
13,676 14,518
14,013 12,711
12,153
8,794
5,448
2,889 1,142
■アクセスの割合 ■手残りの割合 0
20 40 60 80 100
(%)
電話時代 IP時代
93.3%
6.7%
27.5%
72.5%
FTTHの普及状況の推移
事業環境
直収化・
IP
化・ブロードバンド化へ の対応を戦略的に推進固定通信事業では、音声サービス、 ブロードバンドでのインターネット接続 サービスなど、各種固定通信サービス をコンシューマならびに法人のお客様に 提供しています。
2007年 度の営 業 収 益は前 年 度 比 0.6%増の7,186億円となりました。電 話等のレガシー系サービスの落ち込み があるものの、メタルプラス契約数増加 による電話基本料収入の増加やパワー ドコムとの合併による法人系データサー ビスの売上増加により、2005年度から 3期連続の増収となり、固定通信事業で も増収傾向が持続しています。損益面 では、パワードコムとの合併効果や「メ タルプラス」の赤字幅縮小と、個別には 着実に実績が出てきてはいるものの、 電話等のレガシー系サービスの売上 減、FTTH事業の推進に伴うコスト増等
により、固定通信事業全体の営業赤字 は647億円と、前年度比157億円拡大 しています。
直収化・IP化・ブロードバンド化への 転換期において、当社は従来の電話 サービスから、FTTH、直収電話(メタ ルプラス、ケーブルプラス電話)、ケー ブルテレビ(以下、CATV)によるアクセ ス回線ビジネスへの取り組みを戦略的 に進めています。
2006年1月の パワードコムとの 合 併、2007年1月の東京電力株式会社
(以下、東京電力)のFTTH事業統合に 続き、2007年6月にはジャパンケーブ ルネット(以下、JCN)グループを連結 子会社とし、また2008年4月には中部 電力株式会社(以下、中部電力)の連 結子会社であった中部テレコミュニケー ション株式会社(以下、CTC)を連結子 会社としました。
(注) JCNは2007年度の固定通信事業の業績には 含めていません。(2007年 度はその他 事 業) 2008年度にはCTCや海外固定系子会社とともに 固定通信事業に含める予定です。
メタルプラス、
FTTH
の拡販メタルプラスの取り組み
目標の300万契約を突破
メタルプラスは当社が提供する直収 型固定電話サービスです。NTTに代 わって当社が電話回線を提供するため、 従来の通話料収入に加えて、電話基本 料も新たに当社の収入となります。メタ ルプラスは「電話のみで十分」というお 客様をターゲットとしたサービスです が、インターネットを利用される方には、 ADSLまたはダイヤルアップによるサー ビスも提供しています。
2007年度はメタルプラスの契約数も 300万契約を突破し、2007年度末には 前年度末比46万6千契約増の327万9 千契約となりました。このうち、2割強 のお客様が主にADSLとセットで利用し ています。
(3月31日に終了する各年度)
2003年10月
ひかりone(旧光プラス)サービス開始 2005年2月
メタルプラスサービス開始 2005年10月
ケーブルプラス電話サービス開始 2006年1月
東京電力子会社パワードコム合併 2007年1月
東京電力の光ファイバ事業統合 2007年6月
JCNグループ(CATV)の連結子会社化 2008年4月
中部電力子会社の連結子会社化
0 2,000 4,000 6,000
(千契約)
08 09 (予) 3,279
710
667 286
1,140
3,080
580 700 (4,827)
(5,300)
アクセス回線への取り組み 固定系アクセス回線数